気気とは何か
現代人は気が上がっている
私たちは気分が良いときもありますし、悪いときもあります。人には感情がありますから何かあれば嬉しかったり、悲しんだりすることは当然です。しかし、多くの現代人は明確な理由もなく普段から不機嫌でいたり、気分がスッキリしない状態で生活しています。ここではそれを問題にしたいのです。それは『気が上がっている』からです。私たちの生活は忙しく厳しいので、ストレスや悩みを抱えることも多く、とかく『気が上がる』ことが多いのです。
『気が上がる』とどうなるか
気が上がった状態は、自分らしさを失った状態です。スッキリしなかったり機嫌が悪くなります。
気があまりにも上がってしまうと、ケンカモードになって誰かを傷つけたり、思わず道徳的に悪いことをしたり・・・と普段はしないことでもしてしまいます。
さらに悪化すると、キレたり逆上して人間らしさを失い、犯罪さえおかしかねません。いつもはおとなしい人が大事件を起こすということがありますが、気が極限まで上がった状態で、まさに正気ではなかったのです。
また気が上がることは、怒りやすくなるだけでなく過敏になる場合もあります。たとえば過去のことをずーと後悔していたり、将来の心配をし過ぎて不安になったりします。また人間関係においても、他人のことが気になったり、相手のことを許容できなくなります。一度気になりだすとそこに執着してなかなか忘れられません。マイナスのイメージを抱えたまま生活していくことになります。
『気が下がる』=理想の状態
また誰でも機嫌の良いときもあります。風呂上がりや、美味しいものを食べているときに、いきなり怒り出す人はいないでしょう。気が下がっているからです。風呂に入ったり、美味しいものを食べることを通して、ある程度こころもからだも 満足して、気が下がったのです。これは物や外的な要因によって気を下げたのです。気気の会ではこれとは別の方法で気を下げます(方法は後述します)。自分の内側から気を下げていくのです。 気が下がっている状態は、自分らしい状態です。悩みはあっても、それにとらわれずになんとか生活していけます。たとえ不安や心配があっても、それを受け入れるフトコロもあります。他人とも落ち着いて交流することができます。 |